前提条件
LDO と ServiceNow の統合を設定する前に、適切な同期を確立するために次の前提条件が満たされていることを確認してください。
用語の調整
LDO では、物理デバイス (ラップトップ、デスクトップ、サーバーなど) を「デバイス」と呼びます。ServiceNow では、同じ項目を「アセット」と呼びます。
データの整合性
ServiceNow プラグインが正しく機能するには、LDO ポータルのデバイスが ServiceNow の対応するアセットまたは設定項目と一致する必要があります。次のことを確認します。
- LDO ポータルのデバイス名は、ServiceNow のアセット名と一致します。
- デバイスのシリアル番号は、ServiceNow の対応するアセットのシリアル番号と一致します。
アクセスと権限
LDO と ServiceNow の両方に使用されるユーザー・アカウントに、両方のプラットフォームでデバイスまたはアセットに対するアクセス、同期、管理を行うために必要な役割と権限があることを確認します。
免責事項 – LDO ServiceNow プラグインは、クリーンで空の ServiceNow インスタンスで開発およびテストされました。ServiceNow がプラットフォームに加えた変更や更新は、LDO ServiceNow プラグインの機能に影響を与える可能性があります。
Lenovo XML ファイルを ServiceNow にインポートしてインストールする
アプリケーション・リモート更新セットは、ServiceNow インスタンスにインポートできる XML ファイルです。このファイルには、Lenovo が開発した構成とスクリプトが含まれています
- ServiceNow アプリケーションには管理者アカウントが必要です。
- LDO デバイス・インサイトは現在、ServiceNow プラグインでは LDI と呼ばれています。
次の手順に従って、Lenovo XML ファイル (ServiceNow プラグインでは LDO は現在 LDI と呼ばれています) をインポートしてインストールします。
- ServiceNow ダッシュボードにサインインします。
- 検索ボックスに「更新」と入力します。「システム更新セット」メニューが表示されます。
- 「取得した更新セット」をクリックします。「関連リンク」に、「XML から更新セットをインポート」リンクが表示されます。
- 「XML から更新セットをインポート」をクリックします。
- ファイルの「選択」をクリックし、「アップロード」をクリックします。ファイルがインポートされると、LDI アプリケーションがリストに表示されます。
- . 「LDI」をクリックします。LDI レコードが ServiceNow アプリケーションに表示されます。
- 注: LDI 更新セットを更新、削除、またはプレビューできます。
- 「更新セットのプレビュー」をクリックします。
- 注: LDI XML ファイルのインポート中にエラーが発生した場合、プレビューは失敗します。
- エラーを解決するには、タブですべてのエラーを選択し、「更新セットのプレビューの問題」をクリックします。
- 「リモート更新を受け入れる」を選択します。
- 「コミット」をクリックします。更新セットは正常にコミットされました。
ServiceNow での LDO API 資格情報の認証
- 検索ボックスに、「LDI 構成」と入力します。「LDI 構成」タブが表示されます。
- 「LDI 構成」をクリックします。「プロパティ」ページが表示されます。このページで、LDI API 資格情報を入力して、ServiceNow と LDI プラットフォーム間の接続を確立します。
- LDO API クライアント ID を入力します。
ServiceNow と LDI のアセットの同期
- ServiceNow インスタンスにログインします。
- 検索ボックスに、「コンピューター」と入力します。ナビゲーション・メニューに「コンピューター」タブが表示されます。
- ナビゲーション・メニューの「コンピューター」をクリックします。アセットのリストがペインに表示されます。
「設定」アイコンをクリックします。「リスト列のパーソナル設定」ウィンドウが表示されます。
スクリーンショットに示されているチェックボックスは、デフォルトでマークされています。
- アセットの名前。例: EPUAKYIW0FCA
- アセットのモデル ID – HP EliteBook 850G7 ノートブック
- アセットのシリアル番号 – 5CG1092
- アセットは、名前、モデル ID、またはシリアル番号で検索できます。フィルターを使用して、同期するアセットを選択します。
- 重要な注意: すべてを同期する場合は、フィルターを適用しないでください。
- チェックボックスをオンにして、LDO プラットフォームと同期するアセットを選択します。
- 「エクスポート」タブを右クリックします。サイド・メニューが表示されます。コンテキスト・メニューで、「エクスポート」 → 「CSV」を選択します。
- エクスポートするファイル形式を選択します。たとえば、CSV です。
- 「ダウンロード」をクリックします。ファイルがデバイスにダウンロードされます。
ServiceNow ファイルの形式は、次のとおりです。
スクリーンショットに示されているチェックボックスは、デフォルトでマークされています。
LDI CSV 形式の必須要件
LDI と ServiceNow のデバイス名が異なる場合は、CSV ファイルを使用してデバイス名を自動的に変更できます。
- 下線 (_) とダッシュ (-) 記号のみを使用できます。
- DEVICE NAME を自動的にアップグレードするには、MACHINE TYPE が model_id であり、SERIAL NUMBER が serial_number と等しい必要があります。
ServiceNow から LDI アカウントへのアセット情報の更新
- LDO アカウントにログインします。
- ナビゲーション・メニューの「デバイス管理」 > 「デバイス」をクリックします。「デバイス」ペインが表示されます。
- 「その他」をクリックします。ドロップダウン・ウィンドウが表示されます。
- 「デバイス変更のインポート」をクリックします。
- ファイルを選択します。たとえば、ServiceNow からエクスポートされたアセットの CSV ファイルなどです。
- 「確認」をクリックします。ファイルが確認されました。
- 「はい」をクリックします。LDI でデバイス情報が更新され、登録したメール・アドレスに確認メールが送信されます。ServiceNow は、指定されたデバイスのデータを取得し、「プラグイン」タブに表示します。これで、LDI ServiceNow プラグインがセットアップされました。
LDO への ServiceNow の統合
この機能により、インシデント発生時に自動的にチケットを作成し、LDO サポート・チームに割り当てることができます。これには、ServiceNow ポータルへの接続の設定や、センサー管理に関連するルールの作成などのタスクが含まれます。
servicenow-integration-service と ServiceNow API 間の通信では、基本認証が使用されます。その結果、ServiceNow ユーザー資格情報は servicenow-integration-service データベースに保存され、各 API 呼び出しで提供されます。
または、より安全なメカニズムである OAuth 認証を使用することもできます。この場合、認証情報を使用して OAuth API から期間限定のトークンが取得され、後続の API 呼び出しで使用されます。
OAuth 認証をサポートするには、次の手順に従います。
- ServiceNow ポータルにログインします。
- 「インスタンス URL」を入力します。
- 次のフィールドに値を入力します。
- ユーザー ID または管理者の資格情報
- パスワード
- クライアント ID
- クライアント・シークレット
- 組織管理者は、ServiceNow でユーザー ID とパスワードのユーザーを作成し、クライアント ID とクライアント・シークレットのクライアントを作成する必要があります。
- 役割は、管理者、アセット、App_service_user などを指定する必要があります。この一連の役割では、API を介して高い影響度と緊急度を設定する際に問題があります。「高」が要求されると、インシデントに「中」が設定されます。
- 「ServiceNow に接続」をクリックします。入力されたすべての資格情報は後でデータベースに保存されます。このようにして、必要なときにいつでもトークンを受け取ることができます。
- ルールを設定および作成するには、LDO Organization Admin のアクセス権限が必要です。
- このオプションでは、ユーザーとパスワードを保存する必要がありますが、このユーザーは ServiceNow 側で制御できます。
- LDO ポータルにログインします。
- 「デバイス・インサイト」または「ServiceNow インシデント・ルール」を選択します。「SNOW インシデント・ルール」ページが表示されます。
- 「接続」ボタンをクリックします。「ServiceNow に接続」ページが表示されます。
- 「インスタンス資格情報を追加」セクションで、ServiceNow インスタンス URL、 ServiceNow ユーザー ID、および ServiceNow パスワードを入力します。
- 「インスタンス資格情報を追加」セクションで、ServiceNow クライアント ID と ServiceNow クライアント・シークレットを入力します。
- すべてのフィールドは必須です。
- 「接続」をクリックします。
ServiceNow インシデント・ルールの作成
インシデント・ルールを作成する前に、LDO で ServiceNow を構成する必要があります。詳しくは、「LDO への ServiceNow の統合」を参照してください。
次の表に、「SNOW インシデント・ルール」ページのフィールドを示します。
また、ページ上部の

切り替えボタンをクリックして、ServiceNow デバイスのアクティブ・ルールをすべて表示することもできます。
ルールを作成するには、次の手順を実行します。
- 「SNOW インシデント・ルール」ページで、 アイコンをクリックします。「新しいルール」ページが表示されます。
- 新しいルールに付ける名前を入力します。
- ドロップダウンから条件を選択します。
- 新しいルールを適用するデバイス名またはラベルを入力します。
- 「ルールを保存」をクリックします。
ServiceNow でのインシデントの処理
次のページには、インシデントの発生によって作成されたイベントの関連するすべての詳細が表示されます。
インシデントを作成すると、詳細が「LDI 診断」タブで更新されます。このタブはページの下部に表示されます。このタブは、適切なアクションを実行するのに役立ちます。