プロセスは、ドライバー、UI アプリ、バックグラウンド・サービスのいずれであっても、CPU、メモリー、ディスク、ネットワーク・リソースを消費します。平均的な PC は 100 〜 200 のプロセスを実行し、これらの限られたリソースを奪い合っています。
LDO デバイス・インサイトは、オンデバイス AI を使用して、パフォーマンスを低下させたり、フリート全体の問題を通知したりする可能性のある異常なリソース使用を検出します。コアあたりの CPU 負荷が高い原因となっているアプリやプロセスにフラグを立てます。このレポートは、IT 管理者がスヌーズ、エクスポート、全フリートのフィルタリングなどの機能を使用して、デバイス・パフォーマンスの問題を診断、追跡、および解決するのに役立ちます。
このレポートにアクセスするには、「デバイス・インサイト」 > 「アプリのパフォーマンス」に移動します。
問題トレイ
特定のデバイス行をクリックすると、画面の右側から「問題トレイ」ウィンドウがスライドイン表示されます。「問題トレイ」には、次の 3 つのタブがあります。
デバイスの詳細
選択した問題に関連付けられているデバイスに関する詳細情報を表示します。
アクティビティ履歴
ステータスの変更やライセンス割り当ての更新など、デバイスに関連するポータル・アクティビティのログを表示します。
問題の修正
このタブには、アプリのパフォーマンスの問題と、次のアクションに関する情報が表示されます。
- 診断: クラッシュに関する詳細情報を表示します。
- ダンプ・ファイルのダウンロード: このボタンをクリックすると、メモリー・ダンプ・ファイルがダウンロードされます (クラッシュ後 30 日間ダウンロード可能)
- 修正: パフォーマンスの問題を解決するための推奨される解決策を提供します。
サポートを受ける: 保証期間中の Lenovo デバイスのサポート・チケットを作成できます。
詳しくは、「サポート・チケット」 を参照してください。
- スヌーズ: この機能については、以下の「スヌーズ設定の適用」を参照してください。
- メモの追加: チームが参照できるように、クラッシュ・レコードにメモを添付できます。
デバイスの検査
この機能にアクセスするには、問題トレイの右上隅にある 3 ドット・メニュー (⋮) をクリックします。デバイスの LDO ページにリダイレクトされ、デバイスについてキャプチャーされた包括的な詳細を確認できます。
レポートの並べ替えとフィルタリング
列タイトル
任意の列ヘッダーをクリックして、データを昇順または降順で並べ替えます。
日付範囲の選択
カレンダー・アイコン (

) をクリックして、次の手順を実行します。
- カスタムの日付範囲を選択します。
- プリセット期間を選択します (例: 過去 7 日間、今月)。
検索機能
検索ボックスを使用して、特定のデバイスまたは問題を検索します。
柔軟な検索には次のワイルドカードを使用します。
- ?(1 文字): 任意の 1 文字と一致します。例: te?t では、「text」や「test」が検索されます。
- ***** (複数文字): 0 文字以上に一致します。例: win* では、「Windows」、「Windows95」、または「WindowsNT」が検索されます。
フィルター
デバイス・インサイト・レポートにはフィルタリング・オプションが含まれており、ユーザーはアプリケーション、平均 CPU 使用率、デバイス・ラベル、パフォーマンスの問題の解決ステータスなどの条件でアプリのパフォーマンスの問題を絞り込むことができます。
- ページの右上隅にあるフィルター・アイコン (3 ドット・メニューの前にあります) をクリックします。
- 左側のパネルからフィルター条件を選択します。
- 右側でオプションを選択して、選択を絞り込みます。
- 「結果を表示」をクリックして適用します。フィルターをリセットするには、「すべてクリア」をクリックします。
CSV へのレポートのエクスポート
アプリのパフォーマンスの問題レポートを .CSV 形式でエクスポートするには、次の手順を実行します。
- 右上隅にある 3 ドット・メニュー ( ⋮ ) をクリックします。
- 「リストのエクスポート」を選択します。
レポートをエクスポートする前にフィルターを適用することをお勧めします。そうしないと、すべてのデバイスの問題の詳細が表示されます。
スヌーズ設定の構成
スヌーズ機能を使用すると、重要度の低い問題をスヌーズできるため、早急な対応や修復が必要な優先度の高い問題に集中できます。この機能を使用すると、次のことができます。
- 1 台以上のデバイス、または組織内のすべてのデバイスで特定の問題をスヌーズする。
- ルール (一連の問題または 1 つの問題) を作成し、特定のデバイスまたはフリート全体に適用する。
- スヌーズ期間 (日、週、月、または年) を選択する。
- スヌーズ機能は、組織管理者、IT 管理者、IT アナリストが使用できます。
スヌーズ・アイコン・インジケーター
- デバイスが特定の問題でスヌーズされていることを示します。
- スヌーズした問題の名前/タイプを表示します。
スヌーズの方法
スヌーズ機能は、さまざまな方法で使用できます。
A. 1 つのデバイスで問題をスヌーズする
- 「問題」ペインの「スヌーズ」アイコンをクリックします (モーダル・ウィンドウが表示されます)。
- 使用可能なオプションから期間を選択します。
- 「スヌーズ」をクリックします。
スヌーズ・アイコンがデバイス名の前に表示されます。
B. 複数のデバイスで同じ問題をスヌーズする
- 同じ問題があるデバイスのチェックボックスをオンにします
- 「問題をスヌーズする」をクリックします (モーダル・ウィンドウが表示されます)
- スヌーズ期間を選択します。
- 「同じ問題を持つすべてのデバイスに適用」をオンにします
- 「スヌーズ」をクリックします。
メインのチェックボックスをオンにすると、指定した問題に対してすべての組織デバイスがスヌーズされます。
C. スヌーズ設定 (ルールの作成)
- 右上隅にある 3 ドット・メニュー ( ⋮ ) をクリックします。
- 「スヌーズ設定」を選択します (ポップアップ・ウィンドウが表示されます)。
- 「問題の選択」ドロップダウンを展開し、問題を選択します。
- スヌーズ期間を設定します。
- 「保存」をクリックします。
デバイスのスヌーズ解除
同じ問題が発生している複数のデバイスがスヌーズされた場合は、スヌーズを解除するように求められます。
- 影響を受けるすべてのデバイス (同じ問題があるデバイスに適用)、または
- 選択したデバイスのみ (個別制御用)。
スヌーズ解除する方法
1. デバイス行から:
- デバイス行の「スヌーズ解除」アイコン をクリックします。
- 「スヌーズ解除」をクリックします。
2. デバイス・トレイを介して:
- デバイス行をクリックして、デバイス・トレイを開きます。
- 「問題の修正」タブを選択します。
- 下向き矢印をクリックして、「修正」メニューを展開します。
- 「スヌーズ解除」ボタンをクリックして確定します。
3. 「スヌーズ設定」タブからのスヌーズ解除
- 右上隅にある 3 ドット・メニュー ( ⋮ ) をクリックします。
- 「スヌーズ設定」をクリックします。「スヌーズ設定」ポップアップ・ウィンドウが表示されます。
- 「管理」タブをクリックします。
- 表のヘッダーにある「スヌーズした問題」タイプのチェックボックスをオンにします。すべての問題タイプが選択されています。
- 「スヌーズ解除」をクリックします。すべてのデバイスのすべての問題タイプがスヌーズ解除されます。
デバイスの問題を解決済みとしてマークできるようになりました。デバイス名の前に緑色のチェックマーク・アイコン が表示されます。アイコンにカーソルを合わせると、メッセージ・ボックスがポップアップ表示されます。リスト内で行がグレー表示されます。
問題を解決済みとしてマークする
- 行の右側にあるアイコンをクリックします。
- モーダル・ウィンドウが表示されます。
- 「OK」をクリックします。
解決済みの問題を再度開く
- 行の右側にあるアイコンをクリックします。
- モーダル・ウィンドウが表示されます。
- 「OK」をクリックして、問題を再度開きます。
デバイス・トレイから解決済みの問題を再度開くこともできます。