この機能により、複数のスケジュールを持つ複数の電源管理操作を 1 つの使いやすいツールにプログラミングできます。IT 管理者は、組織、デバイスのグループ、または個々のデバイスに対してスケジュールを設定できます。
この機能にアクセスできるのは、Intel vPro エージェントがインストールされた対象の Windows PC および Smart Edge デバイス、または ThinkPad のみです。
デバイスが対象外となる要因として、次のようなその他の理由があります: デバイスの AMT バージョンが 11.8 未満である、既に別のプログラムに含まれている、削除待ちである、ライセンスがない。デバイスが対象でない場合は、デバイス名の横にツールチップが表示され、その理由が説明されます。
電源管理にアクセスするには、「デバイス管理」 > 「電源管理」をクリックします。
既にアクティブなプログラムが 1 つ以上ある場合は、次の 2 つのタブが表示されます。
- プログラム: このタブには、現在アクティブなプログラムのリストが表示されます。
- デバイス: このタブには、プログラム内のデバイスのリストが表示されます。1 つ以上のデバイスを選択し、「プログラムの詳細」をクリックして、スケジュールされたプログラムに関連する情報を表示できます。
プログラムの作成
- 「プログラムの追加」をクリックするか、プログラムの追加アイコン + をクリックします。「新しいプログラムの作成」ウィンドウに、対象となるデバイスのリストが表示されます。
- プログラム名を入力します。
- 設定する操作を次から選択します: 電源オフ、スリープまたは休止状態、または PeakShift (バッテリー電源に切り替え)。
- 選択した操作に基づいて、対象となるデバイスのリストが表示されます。リストから 1 つ以上のデバイスを選択します。
個別にプログラムする必要がある PeakShift を除いて、複数のオプションを使用してプログラムを作成できます。
電源オフ
操作をすぐに実行するには、「すぐに適用」を選択します。
スケジュールを設定するには、次の手順を実行します。
- 「頻度」を設定 (プログラムを 1 回のみ、毎日、毎週、または毎月実行するように選択) します。
- すべてのオプションを設定します。
- 「次へ」と「適用」をクリックします。
「1 回のみ」および「毎週」オプションでは、その期間を通じてプログラムを連続して実行する日時を指定できます。これを有効にするには、「複数日にわたって」チェックボックスをオンにします。詳細を以下に説明します。
1 回のみ (複数日にわたって)
- 「複数日にわたって」ボックスをオンにします。
- 頻度 (1 回のみ) を選択します。
- 「電源オフ」および「電源オン」の日を選択します。
- 「電源オフ」および「電源オン」の時間を設定します。
- 「次へ」をクリックし、プログラムの詳細を確認して、「保存して適用」をクリックします。
毎週 (複数日にわたって)
- 「複数日にわたって」ボックスをオンにします。
- 頻度 (毎週) を選択します。
- 曜日を選択します。
- 「電源オフ」および「電源オン」の時間を設定します。
- 日付範囲を選択します。
- 「次へ」をクリックし、プログラムの詳細を確認して、「保存して適用」をクリックします。
スリープまたは休止状態 (両方で同じ手順)
操作をすぐに実行するには、「すぐに適用」を選択します。スケジュールを設定するには、次の手順を実行します。
- 「頻度」を設定 (プログラムを 1 回のみ、毎日、毎週、または毎月実行するように選択) します。
- 頻度に適切なオプションを選択します。
- カレンダーで、「開始日」および「終了日」を設定します。
「1 回のみ」および「毎週」オプションでは、プログラムを連続して実行する日時を指定できます。このオプションを有効にするには、「複数日にわたって」ボックスをオンにします。この構成は、前述の「電源オフ」 > 「1 回のみ (複数日にわたって)」および「電源オフ」 > 毎週
(複数日にわたって) セクションで説明した構成と同様です。
- 複数の操作を選択した場合は、「検証」をクリックして、操作が重複していないことを確認します。
- プログラムの設定を確認します。変更を適用するには、「戻る」をクリックし、設定を編集して、「次へ」をクリックします。
- 「保存して適用」をクリックします。
再起動、電源オフ、休止状態、またはスリープがスケジュールされている場合、エンド・ユーザーはデバイスが影響を受ける前に警告を受け取り、作業を確実に保存できます。さらに、デバイス管理にメッセージが送信され、
電源管理ステータス・レポートのステータスが「拒否」として反映されます。
PeakShift (バッテリーへの切り替え)
このオプションは、ライセンスが付与されている ThinkPad デバイスでのみ使用できます。
- デバイスを選択したら、「次へ」をクリックします。
- 「頻度」を設定 (プログラムを 1 回のみ、毎日、毎週、または毎月実行するように選択) します。
- 頻度に適切なオプションを選択します。
- 「開始日」および「終了日」を設定します。
- 「放電開始時刻」および「放電終了時刻」を設定します。
- 「バッテリーしきい値」を設定します。
- 「次まで充電しない」を設定します。
- プログラムの設定を確認します。変更を適用するには、「戻る」をクリックし、設定を編集して、「次へ」をクリックします。
- 「保存して適用」をクリックします。プログラムのリストが表示されます。
- 放電開始時刻: AC 電源が接続されていてもバッテリーに電流が流れなくなる時間。そのため、バッテリーは使用とともに放電します。
- 放電終了時刻: バッテリーの放電が停止し、再び電流が流れ始める時間。
- バッテリーのしきい値: ピーク・シフトが止まるパーセンテージ・レベル。PeakShift モードで動作しているとき、バッテリーがこの設定されたしきい値に達すると、放電終了時刻として設定された時間に関係なく、「次まで充電しない」で設定された時間まで、充電しない状態に戻ります。
- 次まで充電しない: AC 電源を使用してバッテリーの充電を再開する正確な時刻を指定できます。
プログラムの確認と編集
- プログラムのスケジュールを確認するには、プログラム名の横にある矢印をクリックします。
- プログラムに関連付けられているデバイスのリストを表示するには、「デバイス・リストを表示」アイコンをクリックします。
- プログラムを削除するには、ゴミ箱アイコンをクリックします。
- プログラムを編集するには、プログラムの編集アイコンをクリックします。次のオプションがあります。
- デバイスの削除
- デバイスの追加
- プログラムの編集
- プログラムの削除
変更が完了したら、「検証」をクリックし、「確認」をクリックします。確認ウィンドウにすべての変更が表示されます。「確認して保存」をクリックします。